【フィリピン】【コンドミニアム】賃貸物件費用関連のチェックポイント

家探しで最も気になる家賃や必要費用関連のチェックポイントについてご紹介します。
日本で仲介業者経由で契約するときは、必要費用についてしっかり説明してくれますが、フィリピンでオーナーさんと直接契約の場合は家賃や管理費等主要な説明はあるけど、他はあっさり流しておわりということも。
そして間違いなく後からもめることに…。
そんなことにならないよう事前にしっかり確認しましょう!

目次

費用一覧

  • 家賃
  • デポジット費
  • 家賃の事前支払い
  • 管理費
  • 入居者が支払う必要がある費用
     -光熱費
     -インターネット費
     -駐車場・駐輪場費

家賃

こちらは間違いなく確認するので心配はないと思います。
ポイントは、契約期間でどれくらい値段が変わるのか?です。
半年や1年、それ以上でそれぞれ値段を設定している場合が多いです。
途中で解約する条件も確認しておきましょう。

また、1年で契約してそのまま住みたいから契約を延長したい場合ですが、よく確認しなければ家賃が上がる場合があります。日本だと契約延長時は家賃を下げるチャンスだと思うのですが、フィリピンではオーナーさんが家賃を上げるチャンスにも。

フィリピンは経済が成長中ということもあり、外国人が多く住むエリアは年々不動産価格が上昇しています。
そのため、再契約時に周りの不動産価格が上がっているからと家賃を上げられる場合も。
ですので再契約の場合は家賃は変わるのか?も事前に確認しておきましょう。

※2020年9月現在、コロナとロックダウンの影響もあり賃貸物件の価格は下がってきた?という感覚もあります。

加えて、支払日や支払い方法について確認しておきましょう。
日本だと仲介業者を通じて銀行口座から引き落としの場合が多いですが、フィリピンでは振り込みまたは手渡しという場合がほとんどではないでしょうか。

フィリピンでは銀行口座を持っていない人も多い、銀行システムが頻繁にとまるという理由や手渡しで履歴を残さないようにしているのかもしれません。月1回あるかないかの支払いですが、手渡しで指定された場所まで行かないといけない場合は、少々手間がかかるので受け渡し方法も事前に要確認です。
※家賃を支払ったら、後のトラブル防止のため領収書をもらいましょう!メモ帳等に手書きでも構わないので日付、金額、受け取りのサインを書いてもらいましょう。

コンドミニアムのロビーでX時に待ち合わせね、と約束してもその時間にオーナーさんが現れることはほとんどありません…。お金払うんだから、時間通りに来てくれよ、と思ってしまいますが…。
ですので可能であれば銀行口座振り込み、また最近はGcashというモバイルマネー・送金アプリが便利になったので使用できるか交渉するのもありですね。
もちろんGcashアプリから銀行口座へも振り込みできるので、口座振り込みでOKとなれば問題ないです。

デポジット費用

デポジット(Deposit)やセキュリティーデポジット(Security Deposit)と呼ばれます。
日本でいうところの敷金でしょうか。入居前に事前に必要な費用となります。
目安は家賃の1か月から2か月分で、オーナーにより異なります。
退去時に、物件内の損傷、クリーニングの必要性、未払いの管理費や光熱費があれば、デポジット費用から差し引かれます。

よくあるトラブルとして、部屋に何の損傷もないのに差し引かれたたり、返金をなかなか行わないということがあります。
退去時のクリーニング費については必要なのか事前に確認しておくとよいでしょう。
残念ですが何も質問せずにオーナーさんの説明を聞いてるだけだと、言ったとおりにお金を支払うと思われ本来払う必要のないものまで請求される場合も。

デポジットに関する契約書の項目もよく確認しましょう。
口頭での説明はなしに、しれっと契約書に1文追加されている場合もあります。

家賃の事前払い

アドバンスレンタル(Advance rental)と呼ばれます。
こちらも1か月から2か月分を事前に支払う必要があります。
実際に入居すれば、これが最初の月や最後の月の家賃として計上されます。
なので入居後、実際に支払うのは2か月目からということが多いです。
いつから支払う必要があるのかを確認しておきましょう。

管理費

コンドデュー(Condo Dues)、アドミンフィー(Admin Fee)、アソシエーションフィー(Association Fee)等呼ばれます。
日本でいうところの共益費のイメージです。こちらは家賃に含まれている場合と含まれていない場合があります。
含まれていない場合は、自分で毎月コンドミニアムの管理人室(アドミンルーム)へ行って支払うことになります。
オーナーさんから入居者かどちらかが負担することになり、契約書の1項目になる費用ですので、正しく記載されているか確認しましょう。

入居者が支払う費用

その他入居者が支払う必要のある費用を確認しましょう。主に光熱費が中心ですね。

  • 水道代
  • 電気代
  • インターネット代
  • 駐車場、駐輪場代

家賃に含まれていることもあるので、オーナーさんに確認しましょう。
注意点として入居者が支払う場合、入居以前の料金が未払いだったり、逆にオーナーさんがすでに多く支払っており請求書がマイナスになっている場合があります。
入居前月分の請求書を確認させてもらい、自分が何円支払うがあるか、またオーナーさんに返金する必要があるのか事前に確認しましょう。
入居後に請求されると面倒くさいので、できるだけ事前にはっきりとさせておいたほうがよいです。

前月分の請求書まだ来てないんだ、という場合もあるので1回目に全ての請求書を受け取った際に改めてオーナーさんと会って確認するのもありですね。

トラブル故障時の支払い

この費用が一番難しく、できるなら何のトラブルもなく生活したいのですが、結構な割合で何かが壊れる等の不具合が発生します。
トイレやシンクの水漏れだったり、蛇口やパイプの破損、備え付けの家電の調子が悪い等が考えられます。
どのような場合に入居者の自己負担で修理や買い替えを行う必要があるか、それともオーナーさんが負担してくれるのか確認しておきましょう。
明らかに経年劣化で日本だとオーナーさん対応だろうという場合でも、使い方が悪いから壊れたんだ入居者が支払え!と言われることもあります。
状態を見に来てくれた修理屋さんたちが使い方の問題じゃなくて経年劣化だよ…と説明してくれても聞いてくれないオーナーさんもいます。

この辺は正直運としかいえませんが、契約前にこんな場合はどうするの?とオーナーさんに聞いてみて説明してくれたり、状況によるから一概に言えないとしても丁寧に話してくれたりする人だと後々の対応もスムーズにいきやすいです。
これを聞いた時点で、面倒なことを聞いてくるなぁ等オーナーさんの態度が悪くなるようであれば後日もめる可能性が非常に高いですね…。
修理費についてそれほど高額ではない場合が多いので、支払うこと自体はよいのですが、どうせなら気持ちよく支払いたいです。

入居前には、部屋に何の電気製品があるかオーナーさんと確認し、部屋内の設備もきちんと使用できるか確認しましょう。最初の状態を写真にとっておくのもおすすめします。

【コンドミニアム】賃貸物件費用関連のチェックポイントのまとめ

フィリピン生活では住居関連費が家計の大きな割合を占めることが多いです。
どんな費用がかかるか確認し、最終的には契約書をしっかりと読み込みましょう。
英語に慣れていない状態で費用の交渉になると、結構な気力を使いますので万全の体調で臨みたいですね。

今後、実際の賃貸契約書で使われる英語についても紹介していきたいです。
良いお部屋が見つかりますように。

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ちゅん子
海外生活3年目。東南アジアをぶらぶらしながら暮らすのが目標。

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